「月の井」の中でも特別な位置づけのお酒「和の月（なのつき）」が、石川達也杜氏を迎えて更に進化を遂げ、酵母無添加の生もと造りで醸した純米酒となりました。

こちらは敢えて米を磨き優ない所謂低精白の80％精米の「和の月」です。
今季R6BYでは、初めて新酒バージョンとなる無濾過生原酒を試験販売いたします。

テレビドラマ「最後の約束」の舞台となった月の井酒造店は、８代目蔵元・坂本直彦専務の父、先代社長が癌で急逝したことから、母であり現社長の坂本敬子さんが「体に優しい有機栽培米で日本酒を造りたい。」と強く願い、苦労の末2004年より有機JAS認証・茨城県産米を原料に「和の月」を立ち上げました。

生もと造りの第一人者・石川杜氏を迎え、より一層体に優しい日本酒をとの思いを強め、伝統的な生もと造りで醸します。
「緩衝力のある酒」テーマに、アルコール分が高くともそれほどキツく感じない酒であり、また逆に加水しても水っぽさや薄さを感じないお酒になりました。
80％の低精白であるがゆえ、原料米には脂質やタンパク質のような旨味成分が豊富に含まれ、大吟醸クラスでは感じることのできない複雑味や旨味のある飲み応えをお楽しみいただくことが出来、どんな食べ物もその豊かな包容力で幅広く受け止め、食の場を盛り上げてくれるでしょう。
通常は火入れのみですが今回は試験的に「無濾過生原酒」にて限定販売となります。