真壁御影石の石材業と真壁のひな祭りで知られる歴史あるいにしえの街・真壁の村井醸造から、新たに立ち上げた限定流通ブランドが「真上（しんじょう）」です。

蔵のある真壁町（現 桜川市真壁町）を盛り上げたい、という意味を込めて付けられた酒名が「真上」なのです。
若手蔵人・臼井卓二さんがベテラン南部杜氏の伊藤政美杜氏指導のもと、若い感覚と技術を駆使して初めて責任醸造に取り組み、令和２酒造年度に立ち上げたばかりの新しいブランドです。

山田錦という王道を行きつつも、協会7号酵母を使用して香りは控えめに、米の味わいを引き出してそれを支え整える酸が穏やかな余韻とともに印象に残る酒質の特別純米です。
その特別純米をよりインパクトある味を意識した、生原酒バージョンをごく少量ですが瓶詰めしました。
穏やかながら直汲みらしいピチピチとしたガス感があり、甘み、旨味、ジューシーさが揃ったフレッシュでラムネや葡萄のようなフルーティーな味わいは大変印象的です。
スタートから5季目を迎えて飛躍的な成長を感じる1本に仕上がりました。

これから間違いなく注目度が高まってくるであろう「真上」。とても楽しみです。