ブランド立ち上げから3年目のシーズンを迎える茨城県桜川市真壁町の村井醸造の「真上（しんじょう）」。
今季R4BYより、通年定番商品としての「純米 Regular」の原料米をひたち錦から日本晴に変更してのリリースです。

茨城県産「日本晴」を65％まで磨いて全量使用し、搾った後に低温貯蔵して味わいを整えました。
醸造責任者である臼井卓二さんが昨季の改善点を踏まえて、よりニュートラルで飽きのこない味わいへと進化させるための原料米変更となりました。令和4酒造年度の集大成として取り組んでいます。
通年飲み続けてもらえる質の高いレギュラータイプの純米酒の存在が「真上」ブランドをより強固なものにしていくことでしょう。

低温貯蔵による落ち着いた味わい、やさしい果実的な甘さとミルキーで滑らかな口当たりが印象的です。酸の出方も穏やかで後味にアクセントを添え、控えめなブドウ系の香りが漂うクオリティの高い定番純米酒に仕上がりました。
後味の酸と微かなビター感がアクセントとなり、キレの良さも光ります。どんなお料理とも好相性の万能な食中酒です。

良い酒を造りたいという真面目さとひたむきさ、そして努力の足跡がしっかりと出来上がったお酒に反映されています。
まだまだ無名の新しいブランドですが、茨城のニュースターとなる可能性を十分に秘め、筑波山の峰間に燦然と輝く朝日「ダイヤモンド筑波」の如く、将来の進化が大変楽しみなブランドです。
ぜひ皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します。